【ご報告】第1回フリーキャンプ2014in赤村・風の杜


2014年8月8日~12日に開催した4泊5日のフリーキャンプが、おかげさまで、無事終了しました。

送り出してくださり見守ってくださった保護者の皆様、場所を提供してくださった風の杜の浦野さん、様々な形で応援・協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

このフリーキャンプは、土居自然学校としては初めての開催。あらかじめ決められたプログラムはなく、自分たちでどう過ごすかを考えて過ごし、いつからいつまで参加するかも自分で決めるというキャンプです。
今回参加のメンバーは8名(小学3年生~6年生)で、それぞれ1泊2日~4泊5日の間の日程で参加してくれました。地域は、近隣の田川郡内・北九州市内からのほか、福岡市近郊や熊本県からなど、遠くから参加して下さった方もいらっしゃいました。
台風の通過があり、期間中は雨風の日も多かったのですが、内容を自分たちで考えながら過ごしていくキャンプであるため、雨の日は雨の過ごし方を、ということで、安全面には十分気をつけながら、実施をいたしました。

子どもたちにとっても、私たちスタッフにとっても、チャレンジな5日間。その様子をご報告いたします。

3日目集合写真 2日目源じいの森で川遊び6 4日目ヤギにえさやり

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<1日目>

初日は、5人でスタートしました。集まってから、さっそく今日・明日の予定を作戦会議。
ずっと雨だったので、室内で過ごし、トランプやUNOで盛り上がりました。まるで親戚の家にでも集まっているような雰囲気です。
この日の夕食は、全員で調理。ラタトゥーユを作りました。
1日目なので、なかなか寝ない子もいました・・・。

<2日目>

1日目が明けた朝、なんと4時頃から起きて遊び出している子どももいました。
朝から、今日の予定の作戦タイム。午前中は、外に探検に行ったり、トランプ大会で盛り上がったりしていましたが、そのうち、「明日帰る子がいるから、泳ぎに行きたい!」という提案があり、再び話し合って予定を変更しました。
雨が上がったのを見計らって、午後、急きょ、源じいの森へ。ライフジャケットを付けて、浮いたり流れたり・・・しばし川遊び。雨上がりで、ふだんより少し冷たかったですが、そのまま、温泉であったまって帰ってきました。

夜、風の杜のオーナーの浦野さんから、「セルフ・アレンジ」についてのお話がありました。難しいかと思いましたが、子どもたちから質問も出たりし て、熱心に聞いていました。自分の体と心を、自分で調整していく力。それは、このキャンプも同じで、必要なことを自分たちで決めたり、多少のトラブルを解 決していくことだったり・・・。

夜のミーティングでは、ちょっとしたトラブル、困ったことについて、話し合いをしました。その都度、いろんなことがありますが、そこもまた面白いところです。

<3日目>

この日は、朝早くからお弁当を作って、河川プールに泳ぎに行く予定を立ててましたが、朝からずっと雨。急きょ、近くの室内プールを探して、川崎町のB&Gへ行ってきました。他に誰もいなくて貸し切り状態、思いきり遊んできました。
帰りに、すぐ近くのラピュタファーム(果樹園&レストラン)に寄って果物を購入。せっかくなのでそこでお弁当を食べさせてもらい、ちょっとしたピクニックみたいでした。
午後も、ずっと雨だったので、出かける予定を変更して室内遊びに。
夕食には、リクエストのあったハンバーグ作り。合挽ミンチを使った普通のハンバーグと、大豆ミンチを使ったベジハンバーグと、両方です。自分たちで作ったのは格別なのか、あっという間に完食でした。

また、昨夜のミーティングでは、困ったことやトラブルの解決が議題に上がっていたのですが、「今日は、そういうのじゃなくて、良かったことを話した い」と子どもたちから提案があり、今晩は、このキャンプで良かったことを話すという、振り返りの会をしましたプログラムが決まってなくて時間がたっぷりあ るので、友達とたくさん遊べたこと、男子とも女子とも遊べたこと・・・そういうのが良かったという声が、何人もからありました。
ここで出会った友達と、ゆっくりと関係をつくる時間があること。それがこのキャンプの中で、大きいかもしれません。ぶつかることやもめごともあった りしますが、子どもたち同士の関係の中で、解決策を見つける過程を見ていると、私たちスタッフも、はっとさせられることがあります。

久しぶりに晴れ間が見えた夜、満月で、月がきれいでした。

<4日目>

ようやく、いいお天気になりました。
子どもたちも、そろそろ疲れも出てくる頃のようで、今朝はゆっくり・・・7時頃までぐっすりでした。
午前中は、源じいの森まで歩く散歩組と、近隣まで足をのばすドライブ組とに分かれて過ごしました。
ドライブ組は、地域案内のパンフレットをたくさん持って帰り、この後の作戦会議に活かしていました。
戻ってゆっくりした後は、夕方から、風の杜の浦野さんに協力いただいて、そうめん流しとバーベキューをしました。そうめんを流す竹は、自分たちで準 備。また、浦野さんからは、自分でさばいて料理したというシカ肉の差し入れがありました。雨続きでしたが、最終日の夜に、やっとたき火ができました。

<5日目>

最終日、午前中は2つのグループに分かれて活動しました。
3~5年生グループは、「行きたい!!」と希望のあった大任町で開催中の「世界の昆虫展」へ。昆虫大好きな子どももいて、解説の方にいろいろと質問も。帰りに、長~い滑り台で遊んできました。
6年生2人は残って過ごしていましたが、戻ってみると、何やら企み中?昼食の手巻き寿司を、ゲーム形式でやろうという作戦で、トランプを2枚引いて 具を決める、ということでした。最初は、「え~、嫌だ~」という反応でしたが、一度やってみると、面白くなったのか、1回目だけでいいと言ってたのに、2 回目も、3回目も、トランプを引いていました(笑)。「手巻きずしに魚がないなんて、嫌だ~」なんて声もあったのですが、「赤村には海がないから。山の手 巻き寿司!」と説得(笑)。結局は楽しんでいました。
ふりかえりのミーティング。ケンカもしたけど、みんなと一緒に過ごす時間がたっぷりあってよかった、といった声がありました。
大きなケガや病気もなく、みんな無事帰って行きました。おつかれさまでした!!

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キャンプをふりかえって

■フリーキャンプの可能性

 このキャンプは、あらかじめ決められたスケジュール、プログラムに沿って過ごすのではなく、集まったみんなで何をして過ごすのかを、考えて、決めて、過ごしていきます。
 自分で決めていい、ということに、頭も心も体も慣れてくるには、多少時間が必要かもしれません。それがわかってきた頃からが、面白くなってくるようです。

 また、一緒に過ごしていると、トラブルもあれば、調整が必要なこともあります。たとえば誰かとぶつかったときなどに、大人に助けを求めることもありますが、そんなときこそ、まずはどうしたいのかを自分たちで考えるように、と返していきました。
 毎日のミーティングは、そのための大事な時間です。また、必要があればその都度話し合いをすることもあります。

 何でもできるということは、慣れていないとある意味難しいことでもあるかもしれません。「ひまー」「たいくつ」という声を聞くこともありましたが、 だけど、その時間があってこそ、自分の時間を取り戻せるように思います。そういう言葉を聞く(引き出す)と内心ニヤリとしていました。
 また、自分たちで予定を決めても決めたとおりにならなかったり、決めたことにしばられると自由でなくなることもあったり、誰かにとっては何でもない ことでも他の誰かにとっては困ることであったり・・いろんなことがあります。でも、すべてが学びのチャンス。子どもたちにとっても、そして、一緒に過ごす 私たち大人にとっても。

 キャンプという限られた時間ですが、そこで自分で感じたこと、自分で学んだことは、必ず力になっていると思います。
そして、私たちも、こういう場を、続けて開いていきたい、そして、できればもっと長い期間で・・・という思いもあります。

■生活・暮らしをていねいに

 みんなで生活するにあたって必要なことは、みんなで行っていきます。「生活する・暮らす」ということについては、ていねいに関わっていきたいと考えています。

 その中心となるのが、食事です。食材は、季節のもの、村内や身近な地域で手に入るものを中心に、加工度の高いものは使わず、できるだけ手作りするよ うにしています。また、できるだけシンプルで季節に合った調理方法を心がけ、調味料は、無添加のもの、天然醸造のものを選んでいます。
 また、和食を中心としていますので、穀物・豆類・野菜・果物などをしっかり取り入れ、なるべく近隣で手に入るものを選び、動物性のもの(肉魚卵など)についても、できるだけ生産者の顔が見えるところから仕入れるようにしています。
 食べる量には個人差がありますので、大皿から各自の皿に、食べる分だけを自分で取るようにして、バランスよく食べるように声かけはしています。また、自分の皿に取り分けたものは残さないように、声かけをしています。アレルギーなどにも対応しています。

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以上、ありがとうございました。

次回のフリーキャンプは、冬休み(12月)を予定しています。今回と同じ、いつ来ていつ帰ってもいいスタイルです。詳細は、決まり次第ご連絡いたします。

また一緒にキャンプできることを、楽しみにしています。

土居 自然学校
 土居 元、高藤麗子

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